レイン

今朝は雨の音で目をさました。

すごく静かで　ただ空気の感じがいつもとは違う、そんな朝。

幼いころに毛細血管の異常増殖？によって顔の右半分に腫瘍ができ膨れ上がり

それ以来消えることはなく、大きくなり続けるそれと共に生きてきた

医学部のとある教授の特集をテレビでやっていた。

「見た目による差別をなくしたい」

そのために彼は、教授をやりつつ　様々な場所での講演を行ったり

同じように顔にアザや腫瘍ができて、身近な人にすら相談できなくなってしまった方々と会い、

話し　共感をし　彼らを救っている。


彼はいつも　笑っていて　話し方も明るかった。

その明るさの裏にある
気の狂うような苦しみを私たちは、知らねばならないと思った。
だって　あの人は見た目だけじゃなくてきっと
すごく痛い思いもし続けて生きているし、右目だって見えにくいと思うし　そのほかにもたくさん。

しかし彼は

「病気とか障害があるから　かわいそう」と　思われるのが一番つらいって言っていた。
それは私も解る。「かわいそう」と思われたくないから、他人^ヒトに語れないことがある。
溜め込んで偽って、突然！　溢れ出す。


目なんてなければ何も思わずにすむのに。
でも、そうじゃない。
目は感動するためにあるの
その目で誰かを傷つけている、ということに気付けばいいと　わたしは　思った。
そうやって生きている人を見て、その強さと心の美しさに感動するために
この目があるの。


そう　思いませんか。